2013年03月23日

缶あればこそ

愛、それはあぁ〜まくぅ〜〜
こんばんは。幼稚園時は星組でした、コイケジュンコです。

はい、ということで、先日、宝塚初体験のP子さんとともに人生で二度目の宝塚観劇してまいりました。しかも王道の「ベルサイユのばら」!!
前回は場面の移り変わりの多さに目が回りましたが、今回は知っているお話なので余裕を持って臨むことができました。
結論:すんごく面白かった…!!この話題を愛着日記で書かずに何を書くか…ということで、修羅場中ではありますがレポートしたいと思います!(ネタバレ注意!)

開演前の緞帳、「ベルサイユのばら」とお馴染みのロゴで書かれており、否が応にもテンションが上がります。
しかし、中身は期待以上!幕が開くと早速、フランスなのになぜか昭和童謡のような曲で始まりました。ベルサイユの軽やかさ華やかを伝えるためか?それで何故昭和に…しょっぱなから心捕まれた私。そして、舞台中央を見ると池田理代子先生の絵が高らかと奉られているではありませんか…!
宝塚×少女マンガの絵。違和感あるのに違和感ない(笑)!
そしてその絵が上がったら…キターー!オスカルとアンドレ!!
歌い始めた途端、どうやらアンドレのマイクにアクシデントが発生したのがご様子。どうするのかな…と思っていたら、階段を降りた途端、優雅かつ自然に袖へ捌けマイク持参で再登場。
そんな余裕なアンドレに感心しつつ、マイクで愛を歌う姿を見ていたらディナーショーに来た錯覚に陥りました。

「ベルサイユのばら」といえば、男装のオスカルと彼女に恋をしている相棒のアンドレがフランス革命に運命を翻弄されるお話。二人の恋愛としては哀しい結末が待っております。
なもんで、アンドレのあんな想いやこんな想いを触れる度、おばさまたちすすり泣き。話が佳境に進むにつれ、会場の感情の一体感がハンパない!!
すすり泣きの頻度が上がってきた頃、オスカルとアンドレは暴動を抑える為にパリへ。皆に指示した後、二人きりになったオスカルは突然「この戦いが終わったら結婚式だ!」宣言。どうしたどうした、オスカル!なんだそのテンション!?
嫌な予感しかないこの前フリですが、予感的中、直後にアンドレに乱射(汗)!
即死の勢いのアンドレ、かなり撃たれているのにいきなり「ブ〜…ロンドォ〜のぉ〜…」う、歌い出した〜〜〜!!
突然の歌はミュージカルの醍醐味ですが、なんだろ、そのはまりっぷりが見事なんです!さすが宝塚!!

アンドレ亡き後、すさまじい気迫でオスカルたちが立ち向かうわけですが、その時の攻撃ダンスに私は衝撃が走りました。
今回のベルばら舞台、訓練などのアクションシーンになるとそれを突然ダンスで表現するという唐突な演出がありまして。そのダンスがまたキャッチーで真似したくなるんですよ!
そしてこのシリアスかつ大クライマックスでキャッチーなダンス…!!しかも曲も剣の舞みたいっ!!笑うような場面じゃないのに…ダンスがツボにハマりすぎて、やばい!ニヤケるっ!!

そのダンス中、銃弾に倒れるオスカル。薄れゆく意識の中で呼ぶ声。
オースカーァ…オースカーァー…
なんと、立ち乗りできるボックス型馬車でアンドレ再登場!
きっと三途の川でアンドレ待っていたんでしょう。でもさすがヨーロッパ。川は川でも天の川みたいな星屑のステージを新型馬車で行くわけですよ。。。
迷いなく馬車に乗り込んだオスカルはアンドレとともに何度目かの「愛あればこそ」を熱唱。そして馬車はなんと舞台を飛び出し客席へ…!
どうやら後ろにクレーンが付いていたようで、前方、左右の斜め上に上がるような仕掛けになっておりました。
ゆっくり伸びるクレーンに対して、馬車の先頭で超駆けているポーズの白馬…なんだこのシュールさは!!クレーン伸びる度に拍手をする私を含む観客たち。
もうこの頃には歯を出してニヤケておりました。
そんなこんなで大満足のベルサイユのばらでございました。修羅場じゃなかったらもう1回行きたいところよ!

純粋な宝塚ファンには怒られそうなレポートですが、これだけは分かっていただきたい!私はもう一度観たいどころかDVDを買おうと思っているぐらいハマっております!ただ愛がねじれているだけなんですっ!

そんなねじれ愛を心に秘めつつ宝塚グッズを物色していると、羽を背負ったタカラジェンヌたちが一堂に会したレビューのパノラマ写真をそのまま使った缶お菓子がありました。何コレ!欲しい!!
サイズがまたいいんですよ。ちょっと大ぶりで色々入りそう☆
ちょっと持ってみたらあることに気づきました。

これ、クラッチバッグにいいんじゃね?

サイズ感はぴったり!そして柄はレビュー写真なのでキラキラしてるんですよ。パーティーシーンにぴったりじゃない♡
思わず小脇に抱えてP子さんにチェックしてもらう私。「似合う、似合う!」とP子さんに太鼓判をいただき思わず購入。お菓子の缶なのに、バッグとしての見立てが決定打となりました☆
別にいらない「炭酸せんべい」(いわゆるゴーフル。しかも無地の…)が入って1370円って…と思いましたが、バッグだと思えば安いもんですよ!
まあ、でも、当面お呼ばれしているパーティーもないので、彫刻刀入れにしております。。。

それが3週間前のお話。
その彫刻刀入れ、日が経つにつれ存在が際立っております。
版木を彫る際、缶の蓋を前に置いているのですが、しんどい時にふと前を見るときらびやか羽を背負った人たち…高倉健のように黙々と彫っているその世界とのギャップが凄すぎて思わずニヤケる日々。
もう一踏ん張り!この缶で乗り切りたいと思います☆
posted by コイケジュンコ at 20:18| Comment(0) | 日記
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